海洋生物図鑑(仮)

ブログを使った海の生き物図鑑です。

標準和名:
 ヒメオオメアミ
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学名:
 Idiomysis japonica Murano, 1978

分布:
 ・長崎で記載されている、伊豆、和歌山、四国、九州、沖縄あたりで確認されている。

見かけた場所:
 ・和歌山県 日高 9月
 ・高知県 柏島 5月

生息場所:
 ・水深3m~8mほどの海底近く
 ・岩陰、ガンガゼの近くなどでよく見る

特徴:
 ・4mmになる。
 ・体は側面からみるとS字状に湾曲する。
 ・色や模様はいくつかパターンがあるようだ。

生態など:
 ・海底の岩陰やガンガゼの棘の近くなどで群れを作って狭い範囲を活発に泳いでいる。
 ・アミヤドリムシに寄生されることがあるらしい。
 
備考:
 ・見かける時期と見かけない時期があるように思う。
 ・見かける時期には海底のそこら中にいる。この手の小さい生き物が気になるダイバーには割と認知されているようだ。
 ・WoRMSで見ると、同じ属で8種類ほどいる模様。World Atlas of Marine Faunaにレッドシーの写真でこの種にそっくりなIdiomysis tsurnamaliが掲載されている。
 ・アミ目はフクロエビ上目

分類:
 節足動物門
 軟甲網
 アミ目
 アミ科
 アミ属
 ヒメオオメアミ

画像:

和歌山県、日高
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高知県
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標準和名:
 カメフジツボ
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学名:
 Chelonibia testudinaria (Linnaeus, 1757)

分布:
 ・太平洋、インド洋、大西洋、熱帯および温帯。

見かけた場所:
 ・兵庫県 淡路島、打ち上げられたアカウミガメの甲羅にくっついていた。

生息場所:
 ・ウミガメの甲羅。

特徴:
 ・大型になり殻の直径は8cmになるとも5cmとも高さは3cm、平べったく泳ぐ亀に気を使ったデザイン。
 
生態など:
 ・アカウミガメ、アオウミガメなどのウミガメにくっつく。
 ・長距離を回遊するウミガメにくっつくことで、汎世界的に分布する。
 ・カメの甲羅に付着した後、ゆっくりと移動することができるらしい。

備考:
 ・フジツボには殻底が石灰質になっているものと、膜質になっているものがあるようだ。カメフジツボは膜質になっていた。
 ・付着後移動できるとのことだが、かなり強力にカメの甲羅に固着していた。どうやって移動しているのか不思議。膜のところから接着剤や剥離剤みたいなのを分泌してジリジリと動く感じだろうか?

分類:
 節足動物門
 顎脚綱
 無柄目
 カメフジツボ科
 カメフジツボ属
 カメフジツボ

画像:

兵庫県、淡路島
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標準和名:
 カンザシゴカイ科未同定種3
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学名:
 Spirobranchus sp.
 
分布:
 ・不明、見かけた場所は鹿児島県

見かけた場所:
 ・鹿児島県 瀬戸内町

生息場所:
 ・見かけた場所は、内湾のフワフワの砂泥にエダサンゴの類がたくさんある場所水深は5m前後。

特徴:
 ・イバラカンザシゴカイかそのあたりだと思われるが、殻蓋の上の突起がとても長い。鰓冠の形状も若干違和感。

生態など:
 ・イバラカンザシゴカイと似たような感じだと思われる。

備考:
 ・イバラカンザシゴカイのバリエイションのように思われるが、違和感があるため別項としておく。

分類:
 環形動物門
 多毛網
 ケヤリムシ目
 カンザシゴカイ科
 Spirobranchus属
 カンザシゴカイ科未同定種
 
画像:

鹿児島県産
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