標準和名:
 ハスノハカシパン

(三重県産)
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学名:
 Scaphechinus mirabilis

分布:
 北海道から九州、朝鮮半島、中国北部、カムチャッカ半島

見かけた場所:
 ・静岡県
 ・福井県:水晶浜
 ・福井県:三里浜
 ・三重県:香良洲海岸
 ・兵庫県:赤穂、淡路島
 ・鳥取県:鳥取砂丘
 ・宮崎県:長浜

生息場所:
 ・潮間帯から潮下帯。水深90mの記述も有り。
 ・潮間帯に棲むことから、無傷で浜に打ち上がる可能性が高い。

特徴:
 ・大きさ、6cmくらい。
 ・アダムスキー型UFOに少し似ている。やや横長。
 ・周口部は、真ん中付近にある。
 ・囲肛部は殻の後端の縁にある。
 ・花紋の先端は開く。生殖孔が4つ。
 ・裏側には葉脈のような溝。
 ・色は薄茶色。(生きている時)

生態など:
 ・潮間帯で潮干狩り中に見つけたという話をよく聞く。
 ・図鑑によると、深いところにもいるらしいが、ダイビングではまだ見たことがない。

備考:
 ・本州近辺の浜で一番殻を拾いやすい。花紋からタコノマクラ、生殖孔4つから、ヨツアナカシパンと混同されることが多い。
 ・形のバリエイションがかなり有り、ナミベリハスノハカシパン(Scaphechinus brevis)など、かつては別種とされていたものが、ハスノハカシパンのシノニム扱いになったりしている。
 ・現在ヨウミャクカシパン科にはハスノハカシパンの他に、ハイイロハスノハカシパン(Scaphechinus griseus)、ホクヨウハスノハカシパン(Echinarachnius parma)が記載されている。
 ・昔の図鑑に記載されていたウスハスノハカシパン(Scaphechinus tenuis)は近年の分類表には記載されておらず、これもハスノハカシパンのシノニム扱いとなったのではないかと思われる。
 ・近年、DNA情報を指標とした分類手法の発達や、水中撮影技術の発達により、魚類などでは多くの未記載種や隠蔽種だった種がどんどん新たな種として記載されている。
本種のように、食用にならないマイナーな生物群では最新の研究状況を知る機会はあまりないが、いずれはもう少し整理されて分類基準も変わってくるのではないかと予想する。

分類:
 棘皮動物門
 ウニ綱
 タコノマクラ目
 ヨウミャクカシパン科
 ハスノハカシパン属
 ハスノハカシパン

画像:

 静岡県産
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 兵庫県、赤穂産
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 宮崎県産
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 福井県産(たぶん)
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 福井県産
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 兵庫県、淡路島産
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